牛乳やダニは検査で出なくても要注意(>_<)通常(保険適用範囲)の血液検査結果(IgE)のみで,アレルゲンかどうを判断する医者に掛かっている場合、医者の指示を鵜呑みにするのは非常に怖いので注意しましょう。 先日のchika-myさんの日記でも紹介されていましたが、通常,医者でアレルギーの血液検査をしてもらう際に調べるIgE(即時反応に関係するもの)が有名ですが,実際のアレルギー反応はこのIgEだけが関与しているわけではありません。 IgE以外に、即時反応を起こすIgG4や,遅延反応を起こすTリンパ球などがあります。 しかし,これらの検査は保険適用外である上,医師が十分な知識を持っていないと検査をしても正確に判断出来ないという問題があります。 また,即時型アレルゲンは,摂取後短時間で症状が現れるので,最近摂取した食物や吸入した条件を調べればある程度わかります。 しかし,遅延型アレルゲンの場合は特定が非常に困難です。 現在一番問題だと私が思っているのは,ダニ(ハウスダスト含む)と牛乳です。 これらは隠れアレルゲン化する場合が多々あります。 1.ダニとハウスダスト ダニやハウスダスト(ほぼ同じものです)は,かなり年齢が高く(2~3歳)ならないとIgE値が上がらないのですが,アレルギー体質の子供の場合は,他のIgG値(だったかな)等では,既に生後すぐから非常に高い値を出している場合があります。 つまり,アレルゲンとしては既に存在しているのに,通常の血液検査結果では,IgEしか調べない為,アレルゲンであると言う認識が非常に低いものです。 特に低月齢からアレルギー体質を持ってきた子供は,ダニが隠れアレルゲンとして存在している場合が多く,ミルクアレルギーを起こして吐いたり皮膚炎を起こしている場合は,ダニとハウスダストにも十分注意をする必要があります。 特に掃除機の排気は部屋中にハウスダストを巻き散らず原因になる場合があるので要注意です。 可能なら室外に掃除機を置いて,長いホースをつけて掃除をするとか,世界一排気の奇麗な掃除機、Electrolux OXYGEN UPGRADE Z5954(エレクトロラックス・オキシジェン)【スウェーデン製】のような排気の綺麗な掃除機に替える等,排気に十分注意しましょう。 尚,私はずっとハウスダストやダニのアレルギー(即時反応あり)症状が出ていますが,検査を受けても鼻水の好酸球や血液のIgEでは全く反応が出ません。 ダニやハウスダストはIgEだけではなく検査で調べないIgG(胎盤を通る)の値が高くなってもアレルギー反応を起こすので,生活環境には十分気を付けましょう。 2.牛乳 息子は一時期IgE値が出ていましたが,2歳頃から出なくなり,医師の指導ですぐに解除しました。 その際には,「徐々に与えるように」等の指導は一切無く, 私が「少しずつ与えて行くなどの必要性は無いでしょうか?」と聞くと, 「すぐに与えても大丈夫です」との回答でした。 その先生はまだ若い先生で,今はもう掛かりつけの総合病院にはおいでませんが,当時はその程度の認識しかなかったようです。 でも,牛乳摂取後にアレルギー反応を起こしていたことが後日症状から分かり,4歳過ぎで再度除去を開始しました。 血液検査を除去開始後に行いましたが,やはり牛乳はIgE値としては検出されませんでした。 牛乳もダニと同様にIgE以外の原因でアレルギーを起こすことがあります。 もちろん,牛乳とダニばかりではなく,他アレルゲンでも同じ様な隠れアレルゲン化する場合があります。 牛乳の特徴は,IgEがあまり高くならない,一旦出てもすぐに出なくなると言う傾向が多々あるようです。 しかし,IgE値が出なくなってから遅延型アレルゲンとして,IgE以外の原因でアレルゲンとして残る場合があります。 牛乳アレルギーでは,明らかな下痢や湿疹を必ずしも起こさない為,牛乳でアレルギーを起こしていると言うことも非常に分かりにくいです。 それが隠れアレルゲンである「ゆえん」なのですが。 しかし,牛乳はアレルゲンとしては卵の次に多いアレルゲンです。 保険適用範囲の血液検査結果のみでアレルゲンを判断すると,IgE以外の原因(特にダニと牛乳)を見落とし,アレルギーが長期化する場合があります。 十分注意しましょう。 ジャンル別一覧
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